藤井 風さん・・・ 猫が推し活始めました😺

♥️する さすけ のつぶやき

豊さんと風さん

風さんの2ndアルバムが出る3月23日、
奇しくも東京・松屋銀座イベントスクエアでは『OZAKI30 LAST STAGE尾崎豊展』が始まる。急逝して、まもなく30年になるという。
尾崎豊とは一体どんな人間だったのか、彼が歩んできた26年の道のりは何だったのか、そして彼を失ってから人々は彼とどう向き合ってきたのか。“ ひとつの区切り ”としてこれから尾崎豊と歩く道を改めて見つめ直し、語り合うために企画されたらしい。

ところで、You Tubeのコメ欄見てると、風さんは尾崎豊さんを彷彿させるから心配という人もおるが、果たしてそうやろか?

先ずは尾崎豊さんの半生を辿ってみよう。

1965年11月29日豊さんは、東京都練馬区で生まれる。父はその当時陸上自衛隊に勤務。(5歳上の兄は、現在弁護士として活躍中。)
1歳4カ月の時に母が入院し、信州高山の祖父母の家に3ヶ月間預けられた。身体が弱く入退院を繰り返していた母は、社交的な反面、悲観的で気質の激しいところがあり、晩年は睡眠薬を手放せなかったらしい。
11歳で埼玉へ転校した際に、学校に馴染めず不登校となり、この時期から兄のギターを借りて弾き出す。特に井上陽水の曲に惹かれコピーしていたという。
作曲をはじめたのは中学生の時。高校生の時にアメリカ、ジャクソン・ブラウンの『ランニング・オン・エンプティ』をジャケット買いし、その音楽性や世界観に感銘を受ける。
17歳で、CBSソニーのオーディションを受け見事合格。1stアルバム『十七歳の地図』を発表し、1985年には屋外ライブで大勢の観客を動員、そして、2ndアルバム『回帰線』ではオリコンチャート1位を獲得する。
10代の頃は社会への反抗や疑問をテーマにした歌を数多く歌い、“ 10代の教祖 ”などと呼ばれた。学生による校内暴力・飲酒・喫煙が横行し、偏差値教育や受験戦争のひずみが露呈していた時代世相と相まって一部の若者の間で社会現象となる。10代最後の日に発売した3rdアルバム『壊れた扉から』で、人気は絶頂を迎えた。
しかし、20歳になった彼は、突然無期限活動休止を宣言し、単身渡米。当時曲を生み出せないことに苦悩していたらしいが、何の収穫もないままその年の末に帰国する。その後、新曲の発売がないまま1年半ぶりのライブツアーが始まるも、9月に肉体的な疲労から倒れ、残りのツアーは中止。その年の暮れには覚醒剤取締法違反で逮捕された。
その後、1988年5月12日にディスコ(今で言うクラブ)で知り合った一般女性と結婚し、その1年後に息子・裕哉が誕生。1990年アルバム『誕生』を発売し、以前の様なリアリティーが無いとの批評はあったものの、復活への兆しかと思われたのだが・・・。
1991年12月最愛の母が突然亡くなり、
1992年4月25日早朝、東京都足立区の民家の庭先で、満身創痍だった上に、全裸の状態で発見された。目撃談によると、豊さんは、持っていたセカンドバッグの中身をぶちまけ、ブロック塀に何度も頭を打ち付けていたという。
病院に搬送されてから約1時間半で、妻に引き取られて帰宅し、それから2時間余りで亡くなっている。死因は、医学的には『肺水腫』。当初は公表されなかったが、致死量の2.64倍以上もの覚醒剤 を多量摂取した事によるものだった。
女優とのスキャンダルもあり、他殺説が浮上、遺族を巻き込む裁判となったが、妻に心中を懇願していた事実や、遺書の存在が判明した今、薬を止める事が出来ず死期が迫っている事を知っていた豊さんの自殺だったのでは?との見方が有力となっている。

彼が生前に発表した作品は全部で71曲。自らの心の奥底に潜む感情を綴った歌詞、力強さと繊細さを兼ね備えた歌声、骨太の親しみやすいサウンドは多くの人々に愛された。なかでも『15の夜』『I LOVE YOU』『卒業』『シェリー』等は、昭和・平成・令和という時代の流れの中で、今尚歌い継がれている。


youtu.be
「おまえの今日の思い出は、こうして書いておかなければ何も残らないであろう。といって、今日、格別のことが起こったわけではない。ごく平凡な日曜日は、しかしながら極めて平和で人間的な一日であったともいえよう。……さて、僕はいまのところ何になるのかと言われれば、躰道の先生と自衛隊の三番隊長と尺八の先生になりたいと言うことにしている」

客観的に己を見つめ、悟ったような文章やけど、
これは何と、彼が9歳の時の日記。
豊さんは街で女性が見知らぬ男性に絡まれているのをたまたま目撃した時、放っておけず止めに入り、言うことを聞かない相手を力づくで押さえた事もあり、正義感が強く、また感受性が豊かだったという。

こうして見てくると豊さんと風さんは確かに似ている部分があるよね。
特にメッセージ性のある歌詞、魅力的な歌声、強いカリスマ性があるという点で。( 因みに身重は178cmと181cm、血液型はふたりともB型 )

しかし、心の叫びや感情のまま訴えかけるような豊さんの歌声に対して、風さんは優しく語りかけているように思わん?

世間に牙を剥き、理不尽さや大人への憤りを歌にぶつけた豊さんは、時と共にその感情が薄れていくにつれ、曲作りへのかつての情熱も失せ、自分を見失い迷路に入り込んでしまったのではないやろか・・・(そんな事言うと、豊さんのコアなファンからは、彼の事何も知らない癖に何言うとるんじゃと怒られそうやけど。)
果たして風さんの場合はどうなんやろね。

豊さんは内なる感情を発する表現手段として曲を作り、謳い、その結果として同世代の共感を呼び、圧倒的に指示された。
一方、風さんはみんなに少しでも幸せな気持になって欲しいとの想いで曲を書き、年代を問わず彼に癒された人々から愛されている。
   
多くの人々が救われている点では同じやけど、音楽活動の原動力となる気持ちは真逆の方に向かっていると思う。

だから風さんがこの先ブレる事はないんじゃないやろか。10代でデビューし、一躍時の人となった豊さんと違い、色んな経験を積み重ね、20歳を過ぎてからのデビューというのも大きい。

それに兄の影響を受けたとはいえ、音楽とはあまり縁がない家庭で育てられた豊さんに比べ、風さんは音楽好きの父の下、幼い頃からあらゆるジャンルの曲を子守唄のように聞き、多種多様なメロディーラインが身体に染み込んでいる。

その才能が枯渇する事はないように思えるのだ。

とはいっても、音楽に限らず創作活動を生業としている人は絶えず不安と隣り合わせなのかもしれない。
風さんは、よくメロディや言葉が降ってくる、降りてくる、みたいな事を言うけれど、いつか降りてこなくなったらどうしよう...といったネガティブ思考になることだってあるやろう。

そんな時や。
アルコールやドラッグの力にすがりたくなるのは。
でも風さんは絶えず神に祈り、己と対話してるから、彼の中に居るハイヤーセルフが良い方向に導いてくれるに違いない。

豊さんは、自分の発するメッセージがきちんと届いていないのではないかと不安にかられ、自分の間違ったイメージが勝手に作られている事を恐れていたという話も聞く。

もし、心配するとしたら、同様な事が風さんにも起こるのではないかということ。
いつもありのままの姿を曝け出している風さんやけど、人々が妄想の世界で理想の風さん像を創り上げ、藤井風ブランドが勝手にひとり歩きするような事があってはならない。
その為にも、わてら風民は風さんのメッセージを正しく受け取っていこう。

2ndアルバムからはどんなメッセージが届くんかな?
くれぐれも自分に都合の良いように解釈したりせず、わからない時には、恥ずかしがらずに聞こう。
聞かれたら、そんなこともわからないの!なんて態度を取らずに、優しく教え合おうやん。

豊さんは26歳という若さで不慮の死を遂げた。
そのことで伝説のロッカーになったのかもしれない。
だとしたら、風さんには、伝説の人になんかなって欲しくない。
精一杯人生を全うして、名曲を沢山世に送り出し、多くの人々を癒やし続けて欲しい。
これからもずっとずっと風さんからのメッセージをきちんと受け取っていきたいと、切に願うのである🙏


ところで、『きらり』のストリーミング累計再生回数が2億回を突破、さらに44週連続TOP30入り、更に更に、令和3年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞のビッグニュースが飛び込んできたね。おめでとうございます🎉🎉
受賞理由は「2010年、12歳の時から動画配信サイトに投稿し続けてきたピアノ弾き語り映像が話題を集めデビューに至った経緯も含め、まさに今どきの新人音楽家。自作、カバーにこだわらず、いい曲を豊かな歌心と優れた技能でまっすぐ聞き手に伝えるという、基本的な、しかし誰もがふと忘れがちなポップ音楽の美学を今改めて、フレッシュな感性で全うしようとする姿勢が爽快だ。2021年には動画サイト登録者も100万人超え。無観客野外ライブの全世界生中継や全国ツアーも成功。NHK紅白歌合戦への出演も好評を博した。複雑化したシーンに文字通り新風を吹き込む存在として評価したい。」やて。
凄〜い!見てる人は見てるんやね。

そういや、先日『きらり』ショートがUPされてたやん。
本家そっちのけで、チラッ ずっずさんに心奪われた風友さん、続出しとったなぁ。
ずっずさんもカッコええもんね。
今後もMVでの『ずっずさんを探せ!』を、シリーズ化してくれんかなぁと切に願うのである🙏 (←ありゃ。同じレベルで願う事とちゃうやん。)

youtube.com
さてさて、本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
いつもお読みくださってる皆様に、
今日は特別感謝の気持を込めて・・・
サンキュ〜 (39)!!

ほな🐾