一連の報道を振り返って
" Free " Live 後、様々なメディアが取材し、それぞれ巧みに風さんから名言を引き出していたね。
さすが長年報道に携わってきた強者達だ。
その上、あの可愛い硝子のてるてる坊主は、NHKの取材班からライヴ3日前にいただいた物だったとは。
やはり風さんに関わると、みんな優しくなれるのかもしれんなぁ。
どの番組も、作り手の風さんに対する愛が感じられて、ほんといずれも保存版やった。
甲乙なんかつけられんけど、改めて振り返ってみると・・・
妙にわての心に残ったのは関ジャニ∞とのやり取り。
本来インタビューとは相手から話しを聞き出すもので、聞き手は余り話さない。
そのセオリーからは外れるけど、
"Free" Liveの裏テーマというか、風さんが常に抱いている想いを受け取り、言語化した安田章大さんの感性には、正直驚いた。
(わてのブログ『関ジャム~』にこれは外せないと全文記載)
それは風さんの曲を聞き込んでいるからなんやろなと単純に思っていた。
ある事実を知るまでは・・・。
安田さんは、2017年に脳腫瘍摘出手術を受けている。手術は成功したが、今でも後遺症に悩まされているという。
強い光による立ち眩みで骨折した事もあり、色付きメガネがないと日常生活に支障をきたす。
ダイビングのライセンスや船舶免許を持ちながら、大好きな海に潜ることはもう出来ない。
まだその事実を公けにしていない頃、「 サングラスかけない方がいいのに。」というファンの声があった。
無邪気なだけに彼の心は余計傷ついていたのかもしれない。
キズをさらす髪型は、" 大病を患ったこと ・ メンバーに支えられたことを忘れない ”という決意の表れ、そして、” 自然体の自分を隠さない ”というファンへのメッセージだと言う。
今では「 病気は授かり物 」 と、力強く前を向いて生きようとしているけれど、その境地に達するまでにはかなりの時間が必要やったと想像出来る。
この世のものには全て終わりがある。わかっているつもりでもまだまだ先の事と考えがち。
普通に暮らせる事がどんなに幸せな事かわかっているはずやのに、つい他人と比べてもっともっとと求めてしまう。
彼は病を知らされてから、何度も天井を見詰め、生きる事、死ぬ事と真剣に向き合ったのではないやろか。
それだけに風さんの声が、歌が、わてら以上に心に突き刺さり、彼の心の支えになったのかもしれん。
そんな彼の言葉だったから、風さんも何か感じるものがあったのだろう。
立ち位置は違うけれど同じ音楽業界に生きる者同士、村上さんの雰囲気作りも功を奏して、心開いて語る事が出来たんやと思う。
村上さんはMCの経験があるとはいえ、ふたり共プロのインタビュアーではない。
それでも、あんな短い時間やったのに、アーティストとしても人としても魅力ある風さんの素の部分を引き出していた。
最終的に大事なのは技術じゃなくて" 心 "なのかもしれんね。
辛い事、哀しい事なんて誰も経験したくはない。
でもそれは突然やってくる。
そして、たとえ奈落の底に突き落とされようとも、自分を見失わなければ、必ず救いはあるはず。
救われた時、そこには以前にも増して光を放つ自分がいるに違いない。
それを身をもって安田さんが教えてくれたように思う。
風さんの言うように全てに意味があるんやね。
そういえば、相田 みつを さんの作品にこんなのあったなぁ。
『道』
長い人生にはなぁ。
どんなに避けようとしても
どうしても通らなければならぬ道-
てものがあるんだな
そんなときはその道を
黙って歩くことだな
愚痴や弱音を吐かないでな
黙って歩くんだよ
ただ黙って-
涙なんか見せちゃダメだぜ!
そしてなあ
その時なんだよ
人間としての
いのちの根が
ふかくなるのは・・・・・
今夜はちょっと真面目やったね。
『帰ろう』聞いて床に就くとするか。
大阪公演に行ってきた人、明日行く人は興奮してなかなか寝られんかもしれんけど。
明け方急に寒くなることあるから、
みんなも毛布かけて風邪ひかんようにしてや。
ほな🐾